歯の黄ばみの原因と対策
歯の黄ばみの原因
○タバコ…ヤニ(タール)
○コーヒー、紅茶、烏龍茶、緑茶など…タンニン、カテキン
○赤ワイン、白ワイン、チョコレート、グレープジュースなど…ポリフェノール
○カレー粉、醤油、ケチャップ、ソース、コーラ、キムチ、ビーフシチュー、キャンディ、アイスなど…着色料
○ネギ、ニンニク…硫黄
歯の構造で、エナメル質と象牙質があります。
エナメル質は半透明でステイン(着色汚れ)が付くと簡単に落ちません。
象牙質は乳白色で、白い人もいれば黄色みを帯びた人もいます。日本人は生れつきクリーム色の人が多いです。
加齢で徐々に色が濃くなり、黄色になっていきます。
食事をする
↓
糖を栄養にしてミュータント菌が増殖、酸を作り出す
↓
エナメル質のミネラル成分が溶ける(カルシウム、リン酸など)脱灰(だっかい)
↓
時間が経つと口の中は中性に戻る
溶けたミネラル成分も唾液によって元に戻る『再石灰化』
口の中はいつも脱灰と再石灰化の繰り返し
脱灰時間が長いとバランスが崩れる
○薬品による着色…うがい薬(ポピドンヨード、クロールヘキシジン)、抗生物質(テトラサイクリン)、液体漢方薬
○間違ったブラッシング、磨き残し…歯垢→歯石 汚れが進むと歯の色が白→黄→黒に変色していきます
○口の乾燥、遺伝病、乳児の時の外傷
歯の黄ばみの予防法
○食べた後は歯を磨く
色素が蓄積する前に、歯垢が付かないように歯磨きをする。
○唾液を増やす
汚れを洗い流してくれる唾液を増やして再石灰化を促す。食事の際はよく噛む、口の中が乾燥しないようにする。
○研磨剤入りの歯磨き粉は避ける
歯の表面が傷つきます。歯磨き粉の成分表示を1度見てみては?!研磨剤=清掃剤
リン酸水素カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、無水ケイ酸
○オーラルケア用品以外のものは使わない
重曹、酢、レモン汁などの強い酸、清掃用メラミンスポンジ
○歯のクリーニング
歯科医院に行って歯のクリーニングをする。食べ物や飲み物、たばこによる着色汚れにオススメです。
○ホワイトニング
クリーニングしても黄ばみが気になる→セルフホワイトニングor歯科ホワイトニング
加齢による歯の黄ばみ、生まれつき黄色っぽい方→歯科ホワイトニング
○セラミック治療
セラミックで歯全体を覆ったり、表面を削って薄く貼り付けることで歯を白く見せます。